小顔ガイド：エラ張りの原因

顔の中での悩みのトップはエラ張りです。正面から見て出っ張っているこのエラを、骨だと思っている人が多いのですが、実は、これは骨ではなく咬筋（こうきん）という筋肉です。エラが張っている人は、恒常的なクセや生活習慣が原因で、少しづつあごの関節がゆがみ、そのために緊張状態を強いられた咬筋が、異常に発達してしまったのです。私たちの毎日の生活を思い出してください。顔の中で一番よく動かす部分は口のまわりです。しゃべったり、食べたり、笑ったりの忙しい動きが可能なのは、あごの関節とその上にある咬筋のおかげです。ですから、どんな人でも正しくう動かしていないと関節にゆがみやズレが起こり、歪んだ関節の上の咬筋は不自然な力が加わり、異常に発達したり、凝って硬く盛り上がってしまいます。たった一回噛むだけで、歯茎からアゴにかけて、何トンもの力がかかるのですから、かたよったまま日に何百回、何千回と噛んでいたら、ますますアゴの関節は歪み、咬筋は発達してしまうのです。